
2025年8月16日
8/9(土)にローズコムで開催しました
8/9(土)にまなびの館ローズコム(福山市生涯学習プラザ)で、『夏休み寺子屋ラボ「身近な空気や水を測定してみよう‼」』が開催されました。
今回は、1回のイベントで、空気(二酸化炭素)と水(水道水中の残留塩素)の測定を両方体験していただきました。
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① 空気中の二酸化炭素はどれぐらい?

スタッフの付き添いのもと、気体検知管を使って「外の空気」と「自分の息」の二酸化炭素を測定しました。また、「部屋の中の空気」の測定結果も含めて二酸化炭素の量を比較しました。
結果を比較すると、
「自分の息」、「部屋の中の空気」、「外の空気」、の順に二酸化炭素が多いことが分かりました(理由については前回の開催報告をご参照ください)。
前回のイベントにも参加していただいた方には、再現性がある(同じような実験をした場合に同じような結果が出る。つまり実験結果が偶然ではない。)ことも確認していただけました。
二酸化炭素は目に見えないですが、今回の実験で自分たちの身の回りにも存在していることを確かめることができました。
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② 水道水の安全性をチェックしよう
スタッフの付き添いのもと、パックテストを使って「水道水中の残留塩素(カルキ)」を測定しました。
実際に会場(ローズコム)の給湯室の蛇口から水道水を取って調べました。


雑菌やウイルスを消毒するため、つまり、水道水の安全を守るために残留塩素(カルキ)を入れる必要があります(水道法では、水道水の残留塩素の濃度を0.1mg/L以上と規定しています)。
しかし、たくさん入れすぎると、水道水の臭いが気になったり(プール臭)、味が不味くなったりと人間への悪影響も出てきます。
したがって、雑菌やウイルスは消毒できるが、人への影響はない程度。つまり『少しだけ』残留塩素(カルキ)が入っています。
【備考】
以下の番組を視聴いただくと、より理解が深まるかなと思います。
終盤に今回と同じ原理の測定実験が登場します。
「シューイチ, 川の水が水道水になるまで 後編, 2025.8.16放送」
https://tver.jp/episodes/ep654qws3x
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最後に、ご参加いただいた皆さま、運営協力いただきましたビジネス交流会:福山未来、一般社団法人A&A、福山大学 生物科学科の学生の皆様に感謝申し上げます。